日本ガス協会ホーム温度のバリアフリートップこんな時になりやすい

           
 

入浴死を死因別にみると、循環器系疾患や脳血管障害が過半数を占め、温度差による急激な血圧変化が大きく影響していると考えられます。日本では、ヨーロッパ諸国や韓国などと比較して、浴室に暖房設備がある率が極端に低くなっています。寒い冬は、暖房された部屋と、暖房のない脱衣室や浴室との急激な温度差が、身体に衝撃(ヒートショック)を与え、事故につながる可能性が高いのです。また、寒さ解消のために熱いお湯にゆっくりつかるという人も多く、浴室とお湯の温度差はさらに身体に負担を与えます。また、救急隊到着時の浴槽内温度(湯温)がわかっている126件の事故について見ると、41℃を境にして死亡者数の増加が著しいのがわかります。さらに、データは発見時の湯温なので、事故発生時はもっと熱いお湯に入浴していた可能性もあります。

 
 

ヒートショックは、急激な血圧変化、脈拍数の急増などの症状を引き起こします。高齢者や高血圧の人にとっては、心筋梗塞や脳血管障害などにつながり、命取りになりかねません。入浴に伴う血圧変化は、浴室温度が低く部屋や湯の温度との温度差が大きいほど、激しくなります(下図グラフ)。

(C) Copyright 2002 The Japan Gas Association. All rights reserved.