
都市ガス製造・供給工程において、ガス1m3当りのCO2排出原単位を1990年度83.6g-CO2/m3から2010年度10.0g-CO2/m3に低減し、CO2排出量を1990年度の132.8万t-CO2から45.0万t-CO2に低減する。
2008年度の都市ガス製造量は357億m3で、1990年度の159億m3に比べ約2.2倍に増加したが、2008年度実績はCO2排出原単位が9.0g-CO2/m3(90年度比89%削減)となり、CO2排出量は32.2万t-CO2(90年度比76%削減)に低減した。
図1.CO2排出原単位・CO2排出量の実績の推移
CO2排出量、CO2排出原単位の数値はマージナル補正した値。「マージナル補正方式(コージェネレーション)」とは、コージェネレーションによる購入電力の削減効果をマージナル電源と想定される火力電源の排出係数で評価し、従来の全電源平均排出係数による算定では評価しきれないCO2削減量を、全電源平均排出係数で算定した全体のCO2排出量から差し引く方式。
「天然ガス等への原料転換」と「ガス製造工場における省エネルギー策」の推進により、CO2削減を図っている。
- 「LNG気化によるプロセス」への変更推進による製造効率向上
ガス業界では、ガス製造効率が70%台である石炭系、同効率が85〜98%である石油系、から同効率が99%以上である天然ガス系への原料転換を進めている。
この結果、天然ガス等を原料とする高カロリーガスの全国に占めるシェアーは1990年度の83%から2008年度にはほぼ100%近くまで上昇し、都市ガスの製造効率の向上、CO2削減に大きく寄与している。
- ガス製造工場における各種省エネルギー策の推進
次のような各種省エネ対策を進めている。
- 高効率機器の導入(気化器海水ポンプ回転数制御導入、BOG再液化装置の採用 等)
- LNG冷熱利用の促進(膨張タービン高負荷運転 等)
- コージェネレーションによる発電と排熱の有効利用(運転の適正化 等)
- 運用の改善(海水温度に応じたORV散水量削減 等)
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