天然ガス自動車
の
普及に向けて
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世界における次世代自動車の主流は天然ガス自動車
タイでは、都市部での大気環境改善(NOx、PM削減)と石油輸入依存度(80%)を下げるため、国産天
然ガスの利用拡大を目的として天然ガス自動車の普及が進められてきました。2014年9月現在、バス約1.3万台、
トラック約5.4万台、小型車約39.3万台など合計約46万台が普及しています。天然ガススタンドは497ヶ所となって
います。政府は国策として、バンコク市内を走るタクシーやトゥクトゥクと呼ばれる三輪タクシーに対して、天然ガス
自動車の義務化を推進、普及のために様々な助成制度を設けています。
2.5 天然ガス自動車に関係する海外の組織
天然ガス自動車の普及組織としては、ガス産業の団体であるIGU、世界的活動を行う組織としてNGV
Global、各地域の普及組織として北米のNGVAmerica、欧州のNGVA Europe、アジアのANGVAなどがあり
ます。さらに国レベルでの普及活動を行う組織がイギリス、カナダ、韓国などにあります。これらの組織がお互い
に情報交換を行うなど有機的に結びつき、天然ガス自動車の普及活動を行っています。
■ IGU(International Gas Union:世界ガス連盟)
・世界のガス産業の技術的・経済的発展と進行を目的に、1931年に設立されたガス産業を中心としたNPOで
ある:2014年4月現在83ヶ国加盟。
・日本は2000年から2003年まで会長国を努め、2003年には東京で第22回世界ガス会議(WGC2003)を開
催した。
・IGUは3年ごとに世界ガス会議を開催し、その3年間にガス産業のあらゆるテーマについて討論、検討などを
委員会やタスクフォークで行っている。
・天然ガス自動車については、現在、第5専門委員会(WOC5:ガス利用分野)で産業用/家庭用機器、
燃料電池などとともに検討されている。
・2015年6月には第26回世界ガス会議(WGC2015)がフランスのパリで開催され、約100ヶ国から3,500人以
上が参加した。次回の第27回世界ガス会議(WGC2018)は、2018年6月にワシントンD.C.で開催される予
定である。
◆ホームページアドレス
:http://www.igu.orgソウル市内のCNGバス
日本メーカー例:トヨタカローラLimoCNG /いすゞCNGトラック/日野CNGトラック
HyundaiのCNGハイブリッドバス