天然ガス自動車

主要部品

1.燃料供給装置
ガス容器
燃料である天然ガスを高圧(20MPa)で貯蔵する容器。現在日本では、鋼製継目なし容器、アルミライナー製複合容器(アルミライナーを繊維強化プラスチックで補強した容器)及びプラスチックライナー製複合容器(通称:オールコンポジット容器)が使用されています。
減圧弁
高圧に圧縮されたガスを段階的に減圧する装置。
燃料供給装置
空気と天然ガスを混合する装置。ミキサ方式とインジェクタ方式があります。
燃料配管
燃料をガス容器からエンジンまで送る、内径4~8mmのステンレス鋼製や銅製(低圧部分の一部)等の細管。
2.安全装置
過流防止弁
一般的にガス容器元弁に組み込まれた弁で、燃料配管等の折損時にガス容器からの多量のガス流出を防止する装置。
安全弁
ガス容器元弁に組み込まれた弁で、火災等によりガス容器の温度・圧力が上昇した場合、可溶栓(一定温度以上になると溶ける合金でできた栓)が溶けてガス容器からガスを安全に放出する装置。
主止弁
高圧配管上の容器元弁近くに設置されており、緊急時にエンジンへの燃料供給を自動的に遮断する装置。
燃料遮断弁
高圧配管上の減圧弁の近くに設置されており、エンジン停止時にエンジンへの燃料供給を遮断する装置。
逆止弁
充填口近くの燃料配管損傷時に、ガス容器からガスの放出を防止する装置。
燃料供給装置・安全装置 [インジェクタ方式](例)
燃料供給装置・安全装置 [インジェクタ方式]