2001年度 | 都市ガス販売量速報

2002年3月の全国233事業者のガス販売量は、2,374百万m³(41.8605MJ/m³換算*)で、前年同月比3.4%の減少となりました。【別表1】

用途別にみると、家庭用販売量については、2月および3月の全国の平均気温が前年より高めに推移【別表4】したことなどにより、前年同月比8.8%の減少となりました。

商業用については、新規需要の開発はあったものの、空調需要の減少などにより、前年同月比6.8%の減少となりました。

工業用については、新規需要の開発などにより、前年同月比6.4%の増加となりました。

その他用（病院・公共施設等）については、新規需要の開発はあったものの、空調需要の減少などにより、前年同月比5.7%の減少となりました。

地区別の販売量は、前年同月に比べて、北海道地区▲9.3%、東北地区▲6.5%、関東甲信越地区▲2.6%、東海北陸地区▲1.9%、近畿地区▲5.4%、中国地区+6.0%、四国地区▲4.1%、九州地区▲1.9%となりました。【別表2】

なお、需要家数は26,369千戸で、前年同月比1.4%の増加となっています。【別表1】

2．2001年度(2001年4月～2002年3月)の都市ガス販売量実績

2001年度の全国233事業者のガス販売量は、25,405百万m³(41.8605MJ/m³換算*)で、前年度比1.6%の増加となりました。また、用途別では、工業用の販売量が家庭用を初めて上回りました。【別表1】

用途別にみると、家庭用販売量については、需要家数が1.5%増加したものの、全国的に平均気温が前年度より高めに推移した月が多かったこと【別表4】などから、前年度比1.4%の減少となりました。

商業用については、地域や月によってばらつきはありますが、新規需要の開発などにより、前年度比1.1%の増加となりました。

工業用については、地域によってばらつきはありますが、新規需要の開発などにより、前年度比4.5%の増加となりました。

その他用（病院・公共施設等）については、新規需要の開発などにより、前年度比3.0%の増加となりました。

地区別の販売量は、前年度に比べて、北海道地区+0.5%、東北地区▲0.8%、関東甲信越地区+3.4%、東海北陸地区+2.5%、近畿地区▲1.4%、中国地区+4.2%、四国地区+0.0%、九州地区+1.2%となりました。【別表2】

【別表1】全国用途別ガス販売量・需要家数7月(速報)
【別表2】全国地区別ガス販売量・需要家数7月(速報)
【別表3】大手4社の用途別ガス販売量・需要家数7月(速報)
【別表4】平均気温
【別表5】都市ガスの用途別・地区別需給実績　対前年増加率(%)

*41.8605MJ(メガジュール)=1万kcal(キロカロリー)
(参考)1MJ=238.889kcal