天然ガス自動車
の
普及に向けて
13
天然ガス自動車の普及に向けて
0
2,000
2013
2040 (年)
(年)
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
16,000
18,000
20,000
再生可能エネルギー
水力
原子力
ガス
石油
石炭
アジア大洋州
アフリカ
中東
欧州・ロシア
中南米
北米
28%
30%
21%
5% 3%
12%
29%
27%
23%
13%
5%
3%
15,040
19,642
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
2013 2020 2025 2030 2035 2040
主要エネルギーの需要量推移
※8
地域別のガス需要量見通し
※8
(Mtoe)
(BCM)
⑵ 原燃料価格の動向と安定調達の取組み
①天然ガス価格の動向
・アメリカのガス価格は、非在来型ガスの生産コストの上
昇を受けて、相対的な価格は上昇すると見込まれる。
・2040年の北米のガス価格は7.5
$
/MBtu、ヨーロッパ
のガス価格は12
$
/MBtu、日本のガス価格は14
$
/
MBtuになる見込みである。日本のガス価格は2040年
にはアメリカのガス価格の約2倍になると予想される。
18
16
14
12
10
8
6
4
2
0
2014
2020
2030
2040
地域別ガス価格の見通し
※8
($/MBtu)
日本
ヨーロッパ
米国
(年)
16.2
9.3
4.4
14.1
12.4
7.5
07/01
07/04
07/07
07/10
08/01
08/04
08/07
08/10
09/01
09/04
09/07
09/10
10/01
10/04
10/07
10/10
11/01
11/04
11/07
11/10
12/01
12/04
12/07
12/10
13/01
13/04
13/07
13/10
14/01
14/04
14/07
14/10
15/01
15/04
15/07
15/10
16/01
$/MMBTU
$/バレル
※ JCC(日本向け原油)単位
140
120
100
80
60
40
20
0
25
20
15
10
5
0
JCC(日本向け原油)
日本向けLNG
ヘンリーハブ(米国天然ガス)
ロシアガス(ドイツ)
〈出典〉財務省貿易統計、EIA、IMF
エジプト騒乱
原油との乖離
ドバイ原油
WTI(米国)
図 7 原燃料価格の推移
②都市ガス事業者によるLNG安定調達の取組み
増大するガス需要に対応するため、複数の国から輸入するなど、安定調達に努めています。また、さらなる
価格低減を目指して、上流事業への参画に取り組んでいます。
例えば
・安定調達のための長期にわたるLNG契約、輸入量の増大に合わせた柔軟な引取契約。
・新たな取組みとして、上流権益の獲得、非在来型ガス田への進出やFLNG(洋上浮体式)を活用した中
小ガス田開発への参画。
・複数のプロジェクトと契約することによる調達先の多様化。
※8 出典:World Energy Outlook 2015