Background Image
Previous Page  19 / 40 Next Page
Information
Show Menu
Previous Page 19 / 40 Next Page
Page Background

天然ガス自動車

普及に向けて

17

天然ガス自動車の普及に向けて

③天然ガススタンド拠点整備の方向性

長距離の大型トラックや都市内集配の中・小型トラックが集まる各地の物流拠点に合わせ大型天然ガススタン

ドを整備。

CNGスタンド

石油スタンド

現在

石油・ガスでインフラが独立

物流拠点

物流拠点

物流拠点

将来は水素社会への架け橋    

水素ステーション

への発展

物流拠点

スタンド

物流拠点に合わせて整備

注:各点は物流拠点

CNGスタンド網の拡充

水素ステーション網へ

CNGスタンドへの水素製造装置の設置

CNGスタンドの増設・ガソリンスタンドへのパイプライン接続

3.7 都市間輸送の実証事業

⑴ 実証走行実験

日本ガス協会は、「大型天然ガストラックの普及推進事業」として、大型天然ガストラックのモニターを実施しま

した。このモニターを通じて、環境性・経済性はもとより、走行性能や乗り心地などの知見や課題を取得しました。

モニター事業の内容

いすゞ製GIGA(車両総重量25t)を㈱協同(埼玉県)

にて、ディーゼルから天然ガス用に改造。

●車両

●期間

一企業半年程度の期間、車両を無償で貸し出し、実際

の運用における運行記録やガス充填情報等のデータを

取得し、燃費(経済性)、CO₂削減量(環境性)を確認。

●モニター

■佐川急便株式会社

■札幌通運株式会社

■サントリーロジスティクス株式会社 ■三陽輸送有限会社

■大同貨物自動車株式会社

■トナミ運輸株式会社

■新潟運輸株式会社

■日本通運株式会社

■日本ロジテム株式会社

■双葉運輸株式会社

■福山通運株式会社

■有限会社ヤマコン

■ヤマト運輸株式会社

■中央ロジスティクス株式会社

■名豊興運

モニター協力企業

2011年12月から2015年3月(終了)

⑵ 具体的な需要の顕在化

日本ガス協会は、上記実証走行実験の結果をもとに、様々な業種の荷主、運送事業者への具体的導入に向

け、全日本トラック協会等の業界団体と連携した普及対策の検討や、国内外の自動車メーカーが、国内市場に

投入しやすい環境を作り出すために、積極的な働きかけを実施しています。