天然ガス自動車
の
普及に向けて
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参考資料
5.3.5 その他の充填設備
L−CNG充填設備
液化天然ガス(LNG)をLNGローリーからLNG貯槽に受け入れ、LNGポンプで昇圧後、気化、付臭を行い、
圧縮天然ガス(CNG)をつくる設備です。ローリー輸送のため、ガス導管のない地域でも天然ガススタンドの設
置が可能になります。圧縮機の代わりにLNG昇圧ポンプを使用するため、設備の運用にかかる電気代を1/10程
度に抑えることができます。日本では既に7箇所設置されています。
図28 L−CNG充填設備フロー図 図29 阿久根(鹿児島)L−CNGスタンド
5.4.1 NGV排出ガス技術指針の動向
平成21年ポスト新長期規制が施行されるに伴い、圧縮天然ガス自動車の排出ガス技術指針(2008)が平成
20年3月28日付けで新たに提示されました。従前の指針(2003)からの主な変更点は、3.5t超の車両のNOxが1.0g/
kWhから0.5g/kWhになったことと、中・軽量車の測定モードが10・15+11モードからJC08モードに変更になりました。