天然ガス自動車

天然ガス自動車の安全性

天然ガス自動車の構造は、基本的にガソリン車やディーゼル車と同じであり、異なるのは燃料供給系だけです。その安全性については、使用部品や装置の機能により、衝突時や火災時にも、以下のように十分確保されています。

(1)衝突の場合
  • ①過流防止弁、主止弁、燃料遮断弁など各種の安全装置により、燃料(天然ガス)の漏洩を防止します。
  • ②ガス容器、配管・継手、機器類はすべて衝突に耐えうる強度を持ち、また、損傷しにくいように配置されています。
(2)火災の場合

ガス容器が破損しないように、ガスを安全に排出する安全弁が作動し、ガス容器内の圧力上昇を防ぎ、破損を防止します。

また、ガス充填終了後にガス充填ホースを接続した状態で発進した場合、車両及び充填設備の損傷を防ぐために、車両側のガス充填口の扉を開くとスタータ回路が切れ、エンジンが始動しないようにした誤発進防止装置(スタータインターロックシステム)を装備した車両もあります。