記念すべき10回大会となった、今回の「ウィズガス全国親子クッキングコンテスト」。応募総数は55,212組に達し、前回の記録を大幅に更新しました。みなさまのご声援で、日本一のクッキングコンテスト(※)となっています。
その中から全国大会には、都道府県大会、9地区大会を勝ち抜いてきた12組24名の親子が出場。2017年1月29日(日)、東京ガス 新宿ショールームで全国の頂点をめざし、“わが家のおいしいごはん”を競いました。
開会式では、出場親子を代表して、九州地区代表の川内野 尚美さん・穂香さん親子が「私たちは各地区の代表として、日頃のチームワークを発揮し、より親子の絆を深め、この全国大会の場でわが家の自慢メニューを楽しく料理することを誓います!」と選手宣誓。審査委員長の服部氏の「スタート!」のかけ声で料理がスタートしました。
調理の制限時間は60分。各チームは、午前と午後の部に分かれ、それぞれ自慢の腕をふるいました。手際よく調理を進める親子の姿を見て審査委員の先生方は、「チームワークがいいですね。品数が多いのに、制限時間内で仕上げているのは驚異的です。それに、おいしそうなんですね」(服部氏)、「ガスの火の使い方も計算されていますね。ちょうどいい時間に火を入れています。しかも、自分のふるさとの食材を上手に利用していて、本当に素晴らしいですね」(田中氏)、「白熱していて、みなさんのエネルギーを感じます。お互いに『大丈夫?』と声を掛け合っている姿がとても印象的です」(曽我部氏)と絶賛していました。
調理中、会場のステージでは、出場チームのご家族などが応援メッセージを披露。「いつも通り、笑顔で頑張って」「みんなで応援しているから」と声をかけるとともに、クラスメートの応援VTRや寄せ書きなども紹介されました。
そして、いよいよ審査結果の発表に。各チームとも料理を仕上げた安心感の中にも、緊張感が漂います。各賞は、なかよし親子賞から順に発表。残すは、グランプリ、準グランプリとなり、4組の親子もステージに上がります。会場全体が静まりかえる中、グランプリに選出されたのは、北陸地区代表の東 志穂さん・ゆいさん(小学5年生)親子。驚きのあまり思わず口に手を当て、顔を見合わせる二人に会場からは大きな拍手が送られました。
審査を終えた審査委員の方々からは、次のような総評をいただきました。
「事前にレシピを読んできましたが、まさに想像通りのおいしさでした。地産地消に目を向けて、地元の食材を大切にし、それらの味をいかせるように調味料や調理法も工夫して、わが家ならではの味に仕上げており、みなさん、素晴らしいと思いました。また、材料を使い切るとか、ガスを上手に使うなど、エコにも配慮し、いろいろな工夫がレシピに盛り込まれていました。これからもぜひ、おいしい味に取り組んでください」(曽我部氏)
「私は食育の原点は親子のコミュニケーションにあると考えています。食育を勉強することで親子のコミュニケーションが盛んになり、それを伝えていく。まさにこれは人間の文化の形成であり、人間力の向上だと信じています。また、私の師匠である帝国ホテルの村上信夫は、『一番おいしいのはお母さんの料理』だとよく言っていました。愛情が入っていて料理の原点だと。まさにその思いをした一日でした。明日からも、またおいしい料理を作ってください」(田中氏)
「みなさん、『食育』を英語では、どういう言葉だと思いますか。『食』ですから『フード・エデュケーション』と思うかもしれませんが、私は『イーティング・エデュケーション』としています。食べ方の教育であり、家庭教育なんですね。安心・安全に食べる、箸やナイフ・フォークをきちんと使うということが原点です。ですから、食べ方の教育、作り方の教育、こういうものをこれからも大切にし、親から子へ、代々伝えていただきたいと思います」(服部氏)
各地を代表する食材が全国から集まり、ガスの炎をいかして、その地域ならではのおいしさに仕上げたメニューがズラリそろった第10回大会。次回もたくさんのご応募をお待ちしています!
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- ユーロモニター調べ:2013年に応募を受け付けた、調理の実技審査を伴うクッキングコンテストにおいて。
全国大会 開催概要
開催日 | 2017年1月29日(日) |
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会場 | 東京ガス 新宿ショールーム |
テーマ | 「わが家のおいしいごはん」 〜家族で一緒に作ろう、うちの自慢メニュー〜 |
主催 | ウィズガスCLUB 一般社団法人 住宅生産団体連合会/キッチン・バス工業会/ |
後援 | 総務省/文部科学省/農林水産省/全国小学校家庭科教育研究会/株式会社 ABC Cooking Studio |
選出組数 | 12組(応募総数:55,212組) |
審査委員 |
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