1999年4月26日

1999年3月および1998年度(1998年4月~1999年3月)の都市ガス販売量実績について

1.1999年3月の都市ガス販売量実績

1999年3月の全国243事業者のガス販売量は、2,250百万m3(41.8605MJ/m3換算)で、4.5%の増加となりました(別表1)

用途別にみると、家庭用については、3月のガス販売量に影響する2月の平均気温が全国的に前年より低めに推移したことなどから、前年同月比4.5%の増加となりました。

商業用については、新規需要の獲得などにより、前年同月比4.4%の増加となりました。

工業用については、地域によってばらつきはありますが、全体では前年同月比2.9%の増加となりました。

その他用(病院・公共施設等)は、新規需要の開拓などにより、前年同月比11.4%の増加となりました。

地区別の販売量は、前年同月に比べて、北海道地区+5.4%、東北地区+5.1%、関東甲信越地区+4.6%、東海北陸地区+7.5%、 近畿地区+3.1%、中国地区+8.0%、四国地区+5.1%、九州地区+5.7%となりました(別表2)

なお、需要家数は25,242千戸で、前年同月比1.7%の増加となっています(別表1)



2. 1998年度(1998年4月~1999年3月)の都市ガス販売量実績

1998年度の全国244事業者のガス販売量は、22,678百万m3(41.8605MJ/m3換算*)で、前年比1.6%増となりました(別表1)

用途別にみると、家庭用は、需要家件数が+1.8%と堅調に増加しましたが、気温が前年より高めに推移した月が多く、年度平均で0.5℃高くなったことから(別表4)、全体では前年同期比▲0.3%と減少しました。

商業用については、新規需要の開拓などにより、前年比4.1%の増加となりました。

工業用については、新規需要の開拓もありましたが、長引く不況の影響による既存物件の稼動減もあったことから、全体では前年同期比1.1%の増加となりました。

その他用(病院・公共施設等)については、新規需要の開拓などにより、前年比9.5%の増加となりました。

これらの結果、1998年度のガス販売量に占める家庭用の比率は、前年度の40.6%より▲0.8ポイントの39.8%となり、初めて40%を下回りました。

地区別の販売量は、前年比で、北海道地区+0.1%、東北地区+0.3%、関東甲信越地区+2.2%、東海北陸地区+4.3%、近畿地区▲0.1%、中国地区+2.4%、四国地区+0.1%、九州地区+2.4%となりました(別表2)




41.8605MJ(メガジュール)=1万kcal(キロカロリー)
(参考)1MJ=238.889kcal
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