エネファームは、わが家で電気をつくり、お湯も同時につくり出す家庭用燃料電池です。「エネルギー」と「ファーム=農場」を組み合わせて名付けられました。
わが家で使うエネルギーを、家庭菜園のようにわが家でつくる──。エネルギーをムダなく使い、エコな暮らしをエネファームが実現します。
エネファームは、都市ガスやLPガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて、電気をつくり出します。このとき発生する熱でお湯を沸かし、給湯などに利用。エネルギーを有効活用するので、省エネにも大きく貢献します。
エネファームでつくった電気は、照明やテレビなどに使用。節電に貢献します。排熱で沸かしたお湯は、キッチンやお風呂などの給湯に利用できます。床暖房や浴室暖房などにも接続できます。
発電所で発生する熱は、捨てられてしまいます。また、遠く離れた家庭に電気が運ばれてくるまでに、送電ロスなどが発生します。
エネファームなら、使う場所がエネルギーをつくる場所。だからロスが少なく、熱も活用。エネルギー利用率は約9割が期待でき、省エネ・環境性に優れています。
エネファームに太陽光発電を組み合わせたダブル発電なら、電気の発電量に余裕が生まれます。エネファームでつくった電気を優先的に使用し、太陽光発電による電気は売電に。売電量がアップします。
世界に先駆けて2009年に販売を開始したエネファーム。普及台数は年々増加し、2023年11月末には50万台を突破しました。