ソーラーエネルギーと調和する環境性に優れた住宅・建築物の普及を目指して
地球温暖化防止、エネルギーの安定確保など、21世紀は環境・エネルギーの時代と言われています。ソーラーエネルギーの有効利用は、住宅・建築物分野において、今後ますます重要性を増してきております。その中でも、太陽熱利用は、熱を熱として利用するため、効率が高く、即効性がある技術でありながら、太陽光発電に比べ、普及政策等が遅れているのが現状であります。
そこで、日本ガス体エネルギー普及促進協議会は、ソーラーエネルギーと調和する、環境性に優れた住宅・建築物の普及を目指し、住宅関連事業者、太陽熱利用機器メーカー、行政、有識者と連携した「ソーラーエネルギー利用推進フォーラム」を設立しました。
今後わが国において、太陽熱や太陽光などの再生可能エネルギーの住宅・建築物への適用を拡大し、低炭素社会の実現に貢献していくための役割を、本フォーラムが果たしていけるよう、皆様のご協力をお願い申し上げます。
ソーラーエネルギー利用推進フォーラム
会長 中上 英俊
活動期間:平成21年6月〜平成24年3月
低炭素社会実現のためには、再生可能エネルギーのより一層の活用が必要です。住宅・建築物において利用可能な再生可能エネルギーとしては、太陽エネルギーが考えられるものの、太陽光発電に対する国の普及政策が強化される一方で、太陽熱利用システムの普及は大きく遅れています。
太陽熱利用システムは太陽光発電に比べ変換効率が高く、システムコストも安価で、住宅用では熱需要(給湯・暖房)への利用、業務用では加えて冷房への利用が考えられます。
一方、太陽熱利用機器メーカー各社は、独自に温水パネルや給湯器などをシステム化しているため、設計・工事会社にとっては取り扱いが難しく、設置において建材との親和性に欠ける、ユーザにとってはメンテナンス体制に不安があるなど、普及レベルを上げるための課題がいくつか残されています。また、業務用では、熱需要への対応のみでは用途が限定されるため、冷房への適用拡大が重要ですが、海外を含め実績が少なく、システム構築技術や評価法の確立も目指していく必要があります。
これらの背景を鑑み、日本ガス体エネルギー普及促進協議会※は、低炭素社会の実現に向けて、ソーラーエネルギーと調和する環境性に優れた住宅・建築物の普及を目指し、行政、有識者、関係団体、事業者等と連携した「ソーラーエネルギー利用推進フォーラム」(以下、本フォーラム)を設立することとなりました。
本フォーラムの活動を通じて、ソーラーエネルギー利用推進のための政策面や技術面などの課題を検討・解決し、太陽熱や太陽光などの再生可能エネルギーの住宅・建築物への適用を拡大していくとともに、ソーラーエネルギー利用システムの普及を図ることにより、地球温暖化防止へ積極的に取り組んでまいります。
※日本ガス体エネルギー普及促進協議会とは:都市ガス、LPガス、簡易ガスの枠を超え、ガス体エネルギーとして高い視野に立った組織的かつ継続的な活動を展開するために、社団法人日本ガス協会、日本LPガス団体協議会、社団法人日本簡易ガス協会が連携して創設した組織。潜熱回収形給湯器(エコジョーズ)のデファクト化に向けた取組み等を行っています。

