第12回を迎えた「ウィズガス全国親子クッキングコンテスト」。今大会には、前回を越える60,747組ものご応募をいただきました。 全国大会には、都道府県大会、9地区大会を勝ち抜いてきた11組22名の親子が集結。2019年1月27日(日)、東京ガス 新宿ショールームで全国の頂点をめざし、“わが家のおいしいごはん”を競いました。
開会式では、緊張の面持ちの出場親子たちに、審査委員の先生方からエールが送られました。そして出場親子を代表して、東海地区代表の三浦 美紀さん・大知さんが、「宣誓! 私たちは各地区の代表として日頃のチームワークを発揮し、より親子の絆を深め、今日、この全国大会の場でわが家のメニューを楽しく料理することを誓います!」と元気いっぱいに選手宣誓をしました。
出場親子は、実技審査会場となるショールーム2階のエコ・クッキングスタジオ、1階のクッキングスタジオにわかれ、調理に取り組みます。制限時間は60分。審査委員長・服部氏のかけ声で調理がスタートしました。
調理中、クラスメイトや学校の先生、家族などからの応援メッセージが読み上げられると、真剣な表情の中に、思わず笑顔がこぼれます。
審査委員の先生方は、「みなさん息が合っていますね。一方では野菜、もう一方では魚を切っていて、次には鍋に入れている。そのタイミングが素晴らしいですね」(服部氏)、「それぞれの地域の代表的な食材をうまく利用して、しかも無駄にせず使い切っている。非常に感心しました」(田中氏)、「ガスの使い方も上手ですし、チームワークもいいですね。安心して見ていられます」(曽我部氏)と、絶賛していました。
制限時間が近づくと、「できました!」の声が続々と上がり、みなさん自慢のメニューを完成させました。
そしていよいよ審査結果の発表。審査委員特別賞の3組、続いて準グランプリの3組が発表され、会場からは温かい拍手が送られました。残すはグランプリと炎のクッキング賞4組。会場は緊張感に包まれます。
その中、第12回大会の頂点に輝いたのは、中国地区代表の青井 恵理さん・姫奈さん親子。名前を呼ばれると、姫奈さんは満面の笑顔、恵理さんは笑顔の中に涙を浮かべていました。「前回も出場させていただいたのですが、優勝できなくて。リベンジできて信じられないくらいうれしいです。ありがとうございました」(姫奈さん)、「何度も何度も練習して、家族にたくさん味見をしてもらいました。応援してくれたみなさま、ありがとうございました」(恵理さん)と受賞の喜びを語っていました。
審査を終えた審査委員の方々からは、次のような総評をいただきました。
「みなさん地元の特産物をうまく活用され、発酵調味料や薬味なども研究し、さまざまな工夫をされていて、とても感心いたしました。小学校の家庭科の時間では、ガスの使い方を大切にしています。みなさんを見ていますと土鍋でごはんを炊いたりグリルをうまく活用したり、ガスのスペシャリストだな、と思いました。料理はいつまでも親子でできるものです。これからも“わが家の自慢メニュー”をどんどん増やして、楽しい食卓を囲んでいただきたいと思います」(曽我部氏)
「今大会の順位は、本当に僅差でした。もちろん味を重視しましたが、それ以外にガスを有効的に使っているか、食材のロスはないか、整理整頓、洗い物がきちっとされているかなどの視点からも見させていただきました。調理中は、みなさん上手にコミュニケーションをとりながら取り組んでいて、うらやましく感じました。料理は明るく楽しく作るものだ、ということを改めて教えてもらった気がします」(田中氏)
「第1回から毎年審査をしていますが、年々、皆さんのレベルが高くなっており、その差がわずかなので選ぶのが難しくなってきました。惜しくもグランプリを獲れなかった人は、グランプリとの差は僅差ですから、来年グランプリを狙ってまた挑戦して欲しいと思います。私が、食育で大切にしていることは3つあります。1つ目は、安心・安全・健康です。2つ目は一緒に食べること(共食)です。最近では孤食が増えていますが、一緒に料理をし、一緒に食べることはとても大切なことです。3つ目は食料問題です。日本では646万トンのフードロスがあると言われています。食材を大切にしてほしいと思います」(服部氏)
全国各地から、その地域ならではのおいしさがそろった第12回大会。次回もたくさんのご応募をお待ちしています!
全国大会 開催概要
開催日 | 2019年1月27日(日) |
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会場 | 東京ガス 新宿ショールーム |
テーマ | 「わが家のおいしいごはん」 ~家族で一緒に作ろう、うちの自慢メニュー~ |
主催 |
ウィズガスCLUB 一般社団法人 住宅生産団体連合会/キッチン・バス工業会/ |
後援 | 総務省/文部科学省/農林水産省/全国小学校家庭科教育研究会 |
選出組数 | 11組(応募総数:60,747組) |
審査委員 |
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