建物概要
| 所在地 | 神奈川県小田原市 |
| 新築/既存 | 新築 |
| 建物構造 | 鉄骨造 |
| 延床面積 | 42,624㎡ |
| 竣工年月 | 2026年度 予定 |
| ガス設備 | コージェネ排熱投入型吸収冷温水機 |
※開院前の名称は小田原市立病院となります。「小田原市立総合医療センター」の名称は開院後からとなります
建物概要
| 所在地 | 神奈川県小田原市 |
| 新築/既存 | 新築 |
| 建物構造 | 鉄骨造 |
| 延床面積 | 42,624㎡ |
| 竣工年月 | 2026年度 予定 |
| ガス設備 | コージェネ排熱投入型吸収冷温水機 |
※開院前の名称は小田原市立病院となります。「小田原市立総合医療センター」の名称は開院後からとなります
ZEB化の概要
①病院の実態を徹底分析し、大型総合病院における最高性能ZEB
②設計施工一体発注による密な連携
③災害拠点病院としてのレジリエンスの確保
| 外皮断熱 | バルコニー/庇による日射遮蔽、Low-E複層ガラス |
| 空調 | 空冷ヒートポンプチラー、排熱投入型吸収冷温水器、熱回収ヒートポンプ(排熱利用)、水熱源ヒートポンプ、コージェネ排熱利用 |
| 照明 | LED照明 |
| 給湯 | 熱回収ヒートポンプ、コージェネ排熱利用、ボイラー |
| 再エネ | 太陽光発電設備 |
| 設備容量 |
コージェネレーションシステム 35kW 5台 排熱投入型吸収冷温水機 738kW |
コージェネ※ 災害時にも電力供給可能な停電時自立型を採用
排熱投入型吸収冷温水機
電力利用模式図
システムフロー図 各熱需要に対し複数のエネルギー源から供給可能なシステム
電力利用模式図
システムフロー図 各熱需要に対し複数のエネルギー源から供給可能なシステム
※写真はイメージです。
小田原市立病院ではA)外気負荷削減、B)排熱利用、C)運用に則した設備容量設定を重要テーマと位置づけ、徹底的な実態調査と運用実態に合った設計を実施。空調設備容量の合理化の効果もあり、コストを増加させずに大規模病院では最高性能のZEBを実現。
※床面積20,000㎡を超える大型総合病院における全国最高値(2024年8月時点)
床面積20,000㎡を超える大型総合病院においては、全国で最高値
床面積20,000㎡を超える大型総合病院においては、全国で最高値


ZEB化の経緯・担当者のコメント
小田原市立病院は、1958年に現在地に開設し、1984年に全面改築して以来、小田原市をはじめ2市8町からなる県西二次保健医療圏の基幹病院として、地域の医療を守る役割を担ってきた。改築後40年以上が経過し、電気設備や給排水設備など、設備面での老朽化が顕著になるとともに、病室の1床当たりの面積が医療法施行規則の基準を下回っていることなどから、早急な対応が求められていた。こうした状況を踏まえ、2026年春の新病院開院を目指して建設事業に着手。
小田原市は2019年に2050年までのCO₂排出量実質ゼロを掲げており、新病院建設事業の事業者選定プロポーザル時には「環境配慮とライフサイクルコストの縮減」をテーマの一つとした。
プロポーザルにおいて、優先交渉権者として選定された竹中工務店を代表企業者とするグループ(構成員:内藤建築事務所)の提案にZEB化があり、その後の設計段階において、更なるZEB化を目指すことになった。
| 2018年12月 | 「小田原市立病院再整備基本構想」の策定 |
| 2020年12月 | 「小田原市新病院建設基本計画」の策定 |
| 2023年 1月 | 基本設計完成 |
| 2023年12月 | 実施設計完成 |
| 2023年12月 | 起工 |
| 2026年 2月 | 竣工予定 |
ポイントになったのは、事業手法を基本設計からの設計施工一括発注にしたことによって、事業者の持つアイデアと技術を十分に引き出せたこと、プロポーザル時の競争的対話等により、事業者の努力可能な領域を引き上げられたことであり、それによって、高度なZEB化を推進・実現することができた。
環境配慮とライフサイクルコスト縮減を軸とし、ZEB化を推進するためには、医療現場の運用に支障を来さず、一方で大胆な設備容量の縮減を図る必要があった。医療分野にも精通しているコンストラクションマネジメント(CM)会社の支援の効果も大きく、医療の質と省エネが両立できた要因だと考えている。
「ZEB化の推進」だけに止まらず、工期の短縮や工事費削減などプロジェクト中に生じる様々な課題について、設計者、工事監理者、施工者、CM会社、医療コンサルが一体となって尽力し続けたことがこの結果に結実したものと考えている。
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写真左から、竹中工務店 白石さん、巽さん、
小田原市立病院 杉山さん、倉橋さん、瀬戸さん