日本ガス協会

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ガスの利用

ガスの利用

水素社会に向けた都市ガス業界の取り組み

水素は、国の中長期的なエネルギー政策の基本的な方向性を示す第5次エネルギー基本計画(2018年7月3日閣議決定)において、「将来の二次エネルギーでは、電気、熱に加え、水素が中心的役割を担うことが期待される。」と記載されるなど、これまでと同様に、重要なエネルギーとして位置付けられています。
また、水素社会の実現に向けては、2017年12月に策定された水素基本戦略等に基づき、「水素が、自国技術を活かした中長期的なエネルギー安全保障と温暖化対策の切り札となるよう、(中略)多様な技術開発や低コスト化を推進し、実現可能性の高い技術から社会に実装していく。」と記載されました。
都市ガス業界は、足元では、お客さま先で天然ガス改質水素を利用する定置用燃料電池(エネファーム等)の普及拡大と燃料電池自動車用の水素ステーションの整備を進めています。また、長期的には、都市ガスインフラの有効活用が可能なメタネーション技術(再生可能エネルギー由来のCO₂フリー水素と回収CO₂を合成しメタンを生成)の開発等により、国の掲げる水素社会の実現に向けて貢献していくことも重要な選択肢として考えています。

都市ガスインフラを有効活用した将来の水素社会

①沿岸部:輸入水素を大量消費する水素発電所を起点に、周辺で水素利活用が進展
②都市部:CO₂フリー水素と回収CO₂より合成したメタンを、都市ガスネットワークを介して利活用
③郊外 :サテライト地域では、合成メタンまたは純水素を各ローカルネットワーク内で地産地消し利活用

都市ガスインフラを有効活用した将来の水素社会
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燃料電池自動車用の水素ステーション

水素・燃料電池戦略ロードマップ改訂版(平成28年3月22日経済産業省公表)では、2020年度までに160箇所程度、2025年度までに320箇所程度の商用水素ステーションを整備することを目標としています。現在、都市ガス事業者では、12箇所の商用水素ステーションを運営しています(2017年3月末現在)。

北大阪水素ステーション(大阪府茨木市)

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水素ステーションの水素供給方式

水素ステーションは、水素の供給方式によって、「オンサイト」、「オフサイト」、及び「移動式」の3方式に分けられます。
オンサイトは、水素ステーション内で水素を製造し、圧縮、蓄圧、充填する方式です。
オフサイトは、水素ステーション外で製造された水素を搬送し、水素ステーション内で圧縮、蓄圧、充填する方式です。
移動式は、水素供給設備(圧縮機、蓄圧器、及びディスペンサー等)を搭載した大型トレーラー等が規定の場所へ移動し、充填する方式です。

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