日本ガス協会

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都市ガス事業について

都市ガス事業について

技術開発の取り組み

横浜に日本で初めてガス灯が灯ってから約150年、お客さまに安全安心、快適にガスをご利用いただけるよう、ガスの製造・供給・利用に関する技術開発に取り組んできました。 現在、都市ガス業界では、低炭素化社会の実現を目指し、天然ガスの普及・利用拡大や、新エネルギー(水素、再生可能エネルギーなど)の活用に資する技術開発に取り組んでいます。

低炭素化社会を目指した取り組み

水素ステーション 

水素は将来の脱炭素化に資するエネルギーとして期待されており、水素・燃料電池戦略ロードマップでは、水素エネルギーの利用拡大を目的として水素ステーションと燃料電池自動車(FCV)の普及目標が掲げられています。都市ガス業界は、都市ガスからオンサイトで水素を製造する水素ステーション(都市ガス改質型オンサイト方式)等を整備して、水素利用の拡大に貢献しています。

都市ガスを利用したオンサイト方式
水素ステーションのご紹介 
業務・産業用燃料電池 

燃料電池は、都市ガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて発電するシステムです。発電効率が高いことに加えて排熱を利用できるため、総合エネルギー利用でCO2排出を削減し、低炭素化に貢献しています。家庭用燃料電池コージェネレーションシステムは「エネファーム」として普及が進んでいます。業務・産業用燃料電池は、「エネファーム」よりも発電出力が大きく、店舗・オフィスビル・工場等で使われます。

ガスコージェネレーションシステム 

コージェネレーションは都市ガスを燃料として発電し、その排熱を蒸気や温水として利用するシステムです。コージェネレーションのひとつであるガスエンジンの普及に向けて、産学連携コンソーシアムに参画し、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助事業も活用しながらエンジンの高効率化に資する基礎研究を進めています。

ニュースリリース(NEDO)
都市ガスの低炭素化・脱炭素化に向けた
注目技術 

都市ガス業界は、エネルギー基本計画に謳われている「天然ガスシフト」、「天然ガスの高度利用」を推進していく一方で、更なる低炭素化・脱炭素化を実現するためにはイノベーションが重要と考えています。
イノベーション技術として、再生可能エネルギー等を活用した「CO₂フリー水素」と、大気中等から回収した「CO₂」から都市ガスの原料であるメタンを合成する「メタネーション」技術をはじめ、各種周辺技術にも着目しています。

日本ガス協会の取組み

  • 技術賞

    ガス事業およびガス事業者の健全な発展と都市ガスの普及に貢献する技術を毎年表彰しています。

    2024年度受賞一覧 過去一覧
  • ガス体エネルギーのカーボンニュートラル化と事業高度化に資する研究助成制度

    都市ガス事業の持続的発展に不可欠なカーボンニュートラル社会の実現に向け、都市ガス事業の発展を先導する可能性のある革新的技術、およびその前段となる基礎的研究の推進を目的とし、研究助成を行っています。

    制度の紹介 2024年度募集要項 2024年度採択者 過去の助成テーマ

関連する政策一覧